家は何年住めるの?寿命を伸ばすためのメンテナンスを解説【コラム】
新築やリノベーションされた中古住宅の購入を考えている方もいらっしゃると思いますが、実際、家は何年住めるのかは気になるところです。
そこで今回は、家の寿命の考え方やメンテナンス方法などをお伝えします。建て替えとリフォームで悩んでいる方もぜひ参考にしてください。
家の寿命は何年?
家を構成する部材はさまざまな素材と工法に分かれているため、部位によって寿命は変わってきます。建物の主要な部位それぞれの寿命目安は以下の通りです。
基礎コンクリート・・・60~100年
柱や梁などの木造構造部分・・・80~100年
給排水管・・・30~40年
屋根材・・・瓦50~100年 スレート屋根20年
外壁材・・・サイディング30~40年 モルタル30~40年
外壁塗装・・・10年程度
使用している部材や工法によっても寿命は変わってきます。部位ごとの耐久性を考えると、「新築後メンテナンスなしで住める寿命は10年」「リフォームなどメンテナンスをすれば80~100年」というのが家の目安といえるでしょう。
家の寿命が縮む原因
年数が経つごとに住まいは少しずつ劣化していきますが、特に寿命を縮めてしまう原因をピックアップしました。
雨漏れ
柱や梁などの構造体に木材を使用する日本の住宅は、雨水が浸入することで木部が腐敗し耐久性に影響が出ます。雨漏れの原因は屋根というイメージが強いですが、ベランダの床や壁と窓サッシのすき間など、様々な場所から雨水は侵入します。
給排水漏れ
雨漏れと同じく、給水・排水管からの水漏れは壁裏や床下の木部を腐らせ、建物の寿命を縮める原因となります。現代の戸建て住宅の給排水管はほとんど壁裏や床下に隠蔽してあるため、気付かないうちに症状が進行する危険な原因です。
結露/湿気
高温多湿な日本では、長年の結露によってカビや腐敗が発生し、木部がダメージを受けることもあります。原因は室内の換気不足や断熱性能の不足などが考えられます。特に湿気を含む地盤に建っているお住まいで、床下に土が見える構造の場合床下がダメージを受けやすいです。
日差し
日当たりの良い住まいは気持ちよく過ごすことができますが、強い直射日光が当たる場所は傷むのが早くなります。同じ家の外壁でも、強い夕日を浴びる西側の壁は他の場所と比べて傷みやすいです。強い日差しで劣化した木部や外壁は雨水が侵入しやすくなり、結果として木部の腐りにつながることも。
蟻害
家の大敵としては、大切な柱や土台を食べてしまうシロアリも挙げられます。シロアリが内部を食べた木材は、まるでスポンジのように柔らかくなってしまいます。前述した雨漏れや水漏れによって木が腐ると柔らかくなり、シロアリに狙われやすくなります。
地震や台風などの天災
地震や台風が多い日本では、揺れなどの外力によって建物がひずみ、ひび割れが発生することも少なくありません。一度の地震で倒壊することがなくても、目に見えない部分にひずみが発生して耐震性が低下しているケースもあります。外壁などのひび割れは、前述した雨漏れの原因となり寿命を縮めることになります。
家の寿命を延ばすリフォーム・リノベーション
長く住むために、建物の寿命を延ばす方法(メンテナンス)をピックアップしました
・外壁/屋根塗装
雨風や日差しから建物を守る外壁・屋根の塗装は、家の寿命に大きく関わる重要なメンテナンス。
メンテナンスサイクルは10年が目安ですが、直射日光を強く受ける屋根は劣化スピードが早いため、屋根の状態を基準にするのが基本です。塗装は私たち人間で例えると「皮膚」です。日に焼けてしまったりシミができたりと様々なトラブルを引き起こしてしまいます。塗装が劣化し防水性が切れたり、建材のひび割れや腐食につながります。
・給排水管入れ替え
古くなった給排水管はつなぎ目から水漏れを起こす可能性が高まるため、耐用年数を過ぎたら入れ替えることで寿命を伸ばすことにつながります。
入れ替えサイクルの目安は30~40年前後で、床や壁を解体する必要があるためリノベーションと同時に検討するのが良いでしょう。
・水回り設備交換
お風呂・洗面台・トイレ・キッチンなどの水回りは消耗品であり、耐用年数を過ぎて使い続けると水漏れして寿命を縮める原因となります。特にタイル張りのお風呂はひび割れから水漏れを起こしやすいため、水回りの中でも優先度が高い箇所です。
使用状況によっても異なりますが、メンテナンス時期の目安は15~20年前後が妥当です。これくらいの年数が経つと使い勝手なども進化しているため、新しい設備に交換することで寿命を伸ばすとともに快適な暮らしにもつながります。
リノベーションと建て替えはどちらがお得?
家の寿命を考えると、リノベーションと建て替えどちらを選ぶべきか悩むと思います。
単純な費用だけで見ると、土台や柱を再利用して廃材も少ないリフォームの方がオトクです。建て替えと比べると1000万円以上費用を抑えられることも少なくありません。解体がなくリフォームの方が工期も短いため、仮住まい中の家賃など付帯費用も少なく済みます。
ただし、家の状態によっては建て替えとあまり変わらない費用が掛かるケースもあります。両方のメリット・デメリットをしっかり比較検討してみることが大切です。
とちぎリフォームでは、そういったご相談も承っております。気軽にご相談ください。
【結論】家は何年住めるの?
日本の高い建築技術で建てられた家は、メンテナンスさえしっかりしていけば80~100年住むことは難しくありません。また、リノベーションで新築同様にすることも可能です。住まいの寿命を伸ばすためには、しっかり診断して適切なメンテナンスプランを組める技術力の高い施工店にご相談することをお勧めします。
とちぎリフォームは相談、現地調査、見積もり全て無料で承っております。いつでも、何度でもご相談ください。